正しくないさざれ石の使い方 〜 ストラップ付小型フィギュアの飾り方に関する私的アイディア

※とりあえず今回の記事は国歌のほうとはなんの関係もありません


こないだキモさ全開でご紹介した通りにいてんごSistersの貴音さんと響さんはとてもかわいらしいのですが、もともとこの商品は携帯ストラップ(Wikipediaによると「デフォルメフィギュア根付シリーズ」)であり、携帯電話だのバッグだのに付属のストラップで吊り下げて使用することが前提となっているわけです。つまりフィギュアとして静止状態で飾っておくことはあまり想定されていないわけです。
そんな中、我らが貴音さんはそのボリューム満点の髪、および後ろから見ると海月のおばけかなんかのように見える面妖な髪型のおかげで自立することが出来ます(下が水平面の場合、ちょっと後ろに傾いた感じにはなる)。ただこれはあくまで貴音さんが特殊なのであってそれを他のメンツに要求するのは酷というもの。響さんはただでさえボリューム満点のポニテをひっさげている上、その形状も支えに向くどころか全力で重心を後ろに持っていくようなつくりになっているため、少々の支えを置いた程度ではまったく躊躇なく後ろにひっくり返ってしまいます。うがーっ!

ということで俺は考えました。なにか支えになるようなものを用意して二人並べて飾ってやらねばならない、と。なんと無駄で方向性を間違った努力でありましょう。でも決めたからには納得のいく方法を見つけたいじゃあありませんか。

ということで思いついた手段を試したら一発でわりと満足のいく結果が出たのでご紹介。



はたして正式名称なのかどうかは微妙なところですが「さざれ石」(+石名)をキーワードに検索して出てきた天然石を購入。てきとーなサイズのグラスにざっと入れて、貴音さんと響さんを軽く埋まるようにして配置、はい完成! 思いつきの割には全体として結構いい感じになったじゃないの、と絶賛自画自賛中です。
正直このピンク主体の衣装に水色の石は絶望的に合わないんじゃないかと注文してからも気になっていたんですが、ふたを開けてみたらなかなかどうして違和感がありません。ちなみにこの石はアクアマリンです。無難なセンを押さえるならローズクオーツとかのピンク系統もしくは無色の水晶に行くべきだろJK、と思いつつもこっちを選びました。なぜならコレ俺の誕生石だからです(キリッ

にいてんごに限った話でもなくこの手の超小型フィギュアを飾るには案外いい手段じゃないかと思うんですがいかがでしょうか。石の種類がめちゃくちゃ多いため選択肢は本当によりどりみどりですし(色で選ぶもよし名前で選ぶもよし)、革でいうところのハギレみたいな扱いであるためかお値段もそこそこお手ごろ。器だってガラスでもいいしアクリルケースなんかもいけそうだし普通の陶器の皿やコップでもいい、なんでもござれ。なお、あまりさざれの粒が大きいと座りが悪くなりそうですので(特に今回のような小型のフィギュアの場合)、極小粒とか小粒とか説明に書いてあるタイプを買うのがいいんじゃないかと思います。
ちなみに今回のアクアマリンは20g入って300円弱でした。この量がちょっと少なめであることは否定しません。ストラップ付のにいてんごSisters二人を乗せるのにこの通りほぼぴったりの量でしたので普通はもうちょっとたくさん必要になるでしょう。



別のグラス(ブランデーグラス?)を用意して暗い部屋でLEDライト当てつつ撮ってみたらこうなりましたの図。フィギュアがでかいんじゃなくグラスが小さいんです。そして繰り返しになりますが石の量はさほど多くないんです。しかしこれはこれでステージ上のスポットライトみたいな風情があって悪くないかと。
グラス自体のサイズおよび石の量のなんとなくのイメージは以下の画像でつかんでもらえたら、と。ねんどろいどぷちと比較してこれなのでグラスも結構小さいです。






さざれ石というものの存在を今回初めて知ったんですが、パワーストーン界隈では割と有名なアイテム(概念?)のようですね。なんでも、パワーストーンでできたアクセサリー(ブレスレットとか指輪とか)を身体から外して休ませる際は「浄化」を行わなくてはいけないんだそうで、そのために用いるのがこうしたさざれ石である、と。つまり皿とか適当な入れ物にさざれ石引いといてその上にアクセサリーを置いて休ませておくと、その間に浄化してくれるんだそうです。正直、へ、へぇー、大変ですね、としか… 浄化って、そもそもアクセサリーがほっとくとどんどん汚染されていくということ自体が想像しづらい。パワーストーンというからにはなんかそういう特殊な力とかあるんでしょうか。わかりません。
そんなことを一切気にせず、届いたさざれ石を浄化するような作業も一切合財すっ飛ばし、フィギュアを飾りたいがためだけにグラスとかに叩き込んでいる俺はいずれ天罰とか受けるのかもしれませんが、それはそれで。