作用⇔副作用

鼻炎の持病もちです。花粉症ではなくアレルギー性のやつです。小学校に上がる以前はぜんそく持ちでこれはこれで鬱陶しかったのですが、小学校に上がってしばらくしたらぜんそくの発作はほとんど出なくなったかわりに鼻炎が台頭してまいりました。

この面倒くささは症状もちの人にしかわからないと思いますが、花粉症のように時期がはっきりしているわけでもなく、鼻にくる風邪のように罹り始めと終わりが認識できるわけでもなく、ある日突然に鼻水がめったやたらと出てくる、もしくは急に鼻が詰まって口呼吸しかできなくなるのです。俺の場合、季節の変わり目には比較的症状が出やすくなる、というくらいの目安はあるものの、基本的には年中いつでも爆弾が爆発する余地はあるのでおちおちしていられません。

かつ、治療法が実質ないというのがまたつらい。今までにおよそ試せる限りのことはほとんどやってきた気がします。

  • 一般的な耳鼻科への通院:点鼻薬とか貰うが、この点鼻薬がすでに効かない
  • 漢方系の病院ではり治療:ハリネズミか、とツッコみたくなるくらい鼻周りだけでは飽き足らず足とかおなかとかにはりを打たれたがなんといって改善せず
  • 漢方系の病院でクッソ苦い上にバカ高い漢方の薬を処方:泣きたくなるほどまずく、当時小学生だった自分でも引くくらいの値段をとられる上、びっくりするくらい変化なし
  • 科学の粋、レーザーで鼻粘膜を焼く手術:2度くらいやってもらって効果なし 自分が焦げる匂いを嗅がされたのは今のところ後にも先にもこのときだけですが今後の人生でそういう機会がないことを切に祈ります

もう最近では病院に行っても無駄だと決め込んでしまってます。

現在まさに季節の変わり目真っ只中で、ご多分に漏れず発症中です。この何年かは鼻が詰まる方向に症状が出ることはほとんどなく、もっぱら鼻水が止まらなくなるほうですが、どっちにしても鬱陶しいし作業効率が落ちること甚だしいという点では同じです。

で、発作を止めるためには仕方がないので市販薬を飲むわけです。
CMでもよく見ますね、パブロン鼻炎カプセルS

実際効くんですよ。それはもうめちゃくちゃに効きます。鼻水がぴたっと止まる。詰まってるときはすっと通る。これはマジで。鼻水をとにかく止めたいとき、鼻づまりを解消したいときには重宝します。
ただあまりにも効きすぎて、鼻の粘膜のみならず口・のどの粘膜までカラッカラに乾きます。水分が欲しくなります。ちょっとやそっと飲んだくらいでは改善されません。ほんとにカラカラになります。

そしてそれ以上にきつい副作用。眠気。これ。マジでもうね、単位のためだけに出なきゃいけない教養系の授業@1コマ目、とかそんなもん目じゃないレベルの眠気が襲ってきます。俺は車を運転しませんが、運転してても寝ちゃうんじゃないかってくらい。しかもなまじパブロン自体の効き目が長い(12時間に1回飲むように指定されてる)分、その効果時間中はこの眠気もほぼノンストップで継続します。現にきょうは13時前くらいに飲んだおかげで今も絶賛眠気ストップ高。コーヒーを飲んだり体を動かしたりカフェイン効率ではほかの市販薬やらドリンクやらを軽々ぶっちぎるエスタロンモカ錠を飲んだりといろいろな手段を講じて抵抗してはいるのですがそれでも振り切れないレベルの眠気。

なんだかもう、この薬は「パブロン鼻炎カプセルS」なんて名乗って売られてるけど、実のところ本業は睡眠薬で副作用として鼻炎の発作も抑えられますよ、ってな薬なんじゃないかと思ってしまうレベル。最近では値段が少し張る分副作用を多少抑えた新型が出てるそうですが、ちょっとくらい高くてもそっちに切り替えたほうがいいかと真剣に悩んでいます。




…さて勉強しよ。