消え行く老兵

小学生の時分に使っていたシステムベッドについて前にちょっと書いた気がする。ロフトベッドの下に洋服用のチェスト(4段)とスライド式+固定式のブックシェルフがサイズぴったりで入り、サイドチェスト(というか、単に書類系の引き出し・4段)とベッドの間に天板を渡しかけることでデスクもつき、これにチェアまでセットになった商品である。

いの一番に消えたのはベッドだった。転居が多く、何度目かの引越しに際していいかげん分解と組み立てがめんどくさく、また床にあたる部分の板がだいぶ撓っているのでそろそろヤバい、という理由だったように記憶している。それからしばらくは布団生活になり、上げ下ろしがめんどくさいという理由から床下130-140くらいの一般的に言うロフトベッド→これも数年経って処分→ふたたび布団生活→再度面倒さに耐えかね現状のハイベッド、と変遷した。どうでもいい。
ちなみに今使っているのはこのモデル。けっこう便利である(ステマ、じゃない、隠れてないので単なるマ) ※アフィ注意

その次に処分したのはデスクとして使える天板。家族が使っていたPCデスクを処分するというような話になり、それを引き取ったおかげでお役御免になった。かなりデカかったので粗大ゴミになったのだろう、たぶん。

昨年くらいチェアを新調するにあたり20年近く付き合ったチェアと今生の別れをしたばかりだが、今度はブックシェルフを手放すことにした。こいつともなんだかんだ20年ほど付き合ってきたので惜しいといえば惜しいのだけど、部屋の配置的にどうにも有効活用できていないので苦渋の決断という奴である。現在これがどこにあるかというと壁に接しているベッドの下、それも奥の壁にくっついた状態。本の収納としてはもちろん機能しているものの、いちいちもぐりこんで本を引き出す必要があり、しかも奥まっていて暗いため中に納まっている本もロクに見えない。だいたいがここに入っている本の大半は小学生とかそれ以前とかの時分の持ち物やもらい物であり、捨てる気もないけど当面読み返すこともまずないような類のものばかりなのである。これらも今回思い切って結構な量を処分することにした。

ベッドの下にもぐりこんでひたすら分解作業。てっきり組み立て式だろうと思っていたらネジや釘のたぐいがほとんど見当たらず、少しずつバラしていくとダボの差込とバカでかいホチキスのようなもので固定されていたことが判明。ダボの部分はさておきホチキス留めのところは分解することをまったく考慮してなかったのね… 床にあたる板がかなり湾曲して内部ではひびが入っていたりとやはりそれなりに年季が入っていたことがよくわかった。今までご苦労様。

どうしてもすべて処分してしまうのは惜しいような気がして、スライド式(だった)文庫ぴったりサイズの棚と天板だけはまだ残しておくことにした。棚に関しては落下防止のバーを外した状態のベッドの宮に置くとこのとおりぴったり。ベッドの端の柱で押さえられているので睡眠中に顔面直撃といった事故はたぶん避けられるだろうし、棚の下にスライド機構のローラーがついている関係で少し後傾気味になっているので中身もそうそう滑落はすまい、と思っている。



…ちょっと不安っちゃ不安ではある。