なんでかいまさらSigIII

Web接続してる状態のPCなりで作業をしていると効率が悪い。寄り道をしまくるからである。
ならば誘惑を減らすためにあえて不自由なデバイスで作業をしようと思いついた。もうこの時点でかなり斜め上だが、考え方自体は多分まだそこまで間違っていない。

超久々にSigmarion IIIを引っ張り出してきた。このあたりからそろそろアウトなにおいが濃厚になる(現実逃避的な意味で)
この手のキーボード付PDAのたぐいが部屋の至る所に転がっているので頭が痛い。モバギ2台にCLIE UX-50にIS01Sigmarionは2も3もあるし果てはviliv N5すらある。どうしてこうなった。

で、よせばいいのに「どうせこれから使うならちょっとデスクトップカスタマイズとかしたいじゃん?」とか考え始めたのが運の尽き。
結果としてリセットループに陥りハードリセットを3回かけた挙句、元の環境にだいたい近いものをなんとかかんとかでっち上げることはできたがデータは一部消失、という目も当てられない結果に。この時間が結局なにより無駄じゃないか… 何やってるんだ…

以下は、2014年にもなってSigIIIを現役で使ってるような人は当然知っているような知識だし、今からSigIIIを新しく入手して使い始めることを考える人がいるとはまず思わないので、自分のためだけの覚え書きである。いろいろ忘れていてこれ以外にもたくさん地獄を見た。

・ハードリセットの方法:バッテリーを外し、金属端子の近くにある目立たないボタンをスタイラスかなにかで押す。その後改めて電源を入れる際は5秒近い長押しが必要であり、かつバッテリーのロックが甘い状態だと起動しないので注意。
・SQ4.10英語版を動かすにはExecutability Checkで必要DLL名を書き換え&同梱のDLLをWindowsフォルダに叩き込む。(SQ4.24は気合入れて探せば出て来るらしいが別に4.10で困ったことがない)
・なお、SQフォルダに放り込む8bitビットマップを作る際、Jtrim使うよりXnConvert使ったほうが違和感の少ない減色が可能。
・Cabファイルはインストールのためにエクスプローラ上で実行するとインストール後に自動削除される。
・そもそもそんなにサクサク動くことを期待できるようなスペックじゃないんだから、外部メモリ上にいろいろ逃がせば少しくらいはマシになるんじゃないか? とか思うだけ無駄。



ということで壁紙変えてみた。ランチャ部分とかはそのまま。テキスト部分の色だけ変更。




仮にもTFT液晶だけあってなかなか綺麗に見えるんですよね。文字色が黄緑ってのはどうかと自分でも思ったけど、白と臙脂の上にそれぞれ重ねたときにそこそこの視認性を確保できる色がこれくらいしかなかったんや…
今の日本で果たしてどの程度のSigIIIが現役稼動してるのか、いいとこ100台くらいなんじゃないだろうかとか思いつつ、うちではしばらくお姫ちん仕様で行ってみる事にする。EPWING辞書の検索がくっそ重くてさっそく心折れそうだけどね…