Thinkpad E130を素人にも可能な範囲かつ財布に優しいプランでグレードアップさせてみた

中途半端にPCいじるのが好きな人間ほどすぐスペック厨になる(自己紹介)

というわけでタイトルの通り、財布にさほど重い負担をかけず、かつドライバー一本あればできる範囲でThinkpad E130の換装作業を行ってみたの巻。まず最初に言っておきますが作業手順の画像とかそういう親切なものはありません。すまん。許してください、作業するとき気がついたコツくらいは書いていくから(懇願) でも、老婆心ながら言わせてもらえば、Lenovoのサポートにおいてあるマニュアル見てもわからん、という人は手を出さないほうが幸せだと思う。


さて、まずは必要な材料を用意しましょう。今回交換&増設するのはSSDとメモリです。
SSDってなーに、メモリってなーに、などという説明はさすがに省略


今回俺はCore i5モデルを買ったため、うちのE130ちゃんはデフォで4GBのメモリを積んでいます。ぶっちゃけた話4GBで足りなくなるような作業をするつもりはこれまでもこれからもこれっぽっちもないんですが、メモリは昨今お安いのでたくさん積んでおいても損はないかな、ということで。2スロット装備、デフォでは4GB1枚挿しということだったので、どうせなら1枚ガツンとでかいの積んでみましょう。てことで以下を購入。 ※アフィ注意

少なくとも現時点では楽天なら最安値だと思いまする。というかこのお値段、価格.comなんかで見てもそこまでボられてるわけでもないはず。個人的にTranscendは今まで一度も初期不良やデータ破損の憂き目を見せられたことがないので結構信用しています。
それにしても、1年半くらい前にデスクトップへの増設用にどこのとも知れないPC2-8400あたりのバルクメモリを2GB(1GB×2)買ったときでも2500円くらいは払ったような気がするのに、価格落ちてますねー、ほんと。
これが無事に認識されたら4GB+8GBで12GBも積んだ潤沢なモバイルノートが爆誕します。すげえ。



続いてはSSD。こちら。※アフィ(ry

個人的には韓国という国はぜーんぜん好きではないですが、こと電子製品に関しては(分野にもよるけど、強い分野では)国産品よりよほど信用できると思っているので平気で買います。ダブルスタンダード万歳。Equivocation万歳。
今回の場合、E130はデフォで積んでるHDDが7mm厚のため一番人気らしいIntel 330系列入れようと思ったら外殻をどうにかせにゃならんらしいのですね。そんな面倒なことしたくない… もとい、できる気がしないし、こちらのSamsung 830も評判悪くないのでこっちでいいや、ということで。外装がなかなかかっこいいと思いました、まる。
ちなみに俺はE130と同時にオーダーしたのでぜんぜん関係ないですが、今月末(9/30)までに購入してキャンペーンサイトからアンケート回答・手続きしたら1000円分ギフトカードでキャッシュバックだそうです。畜生。

なお、こちらの830シリーズ、型番がいろいろあってどれがどれかよくわがんね、という方もいそうなのでかんたんに解説を。

MZ-7PC128B/IT
最初のMZ-7PCまではシリーズ名みたいなものでどのモデル買っても一緒です。問題はその後ろ。

  • PC直後の数字2桁もしくは3桁:SSD容量を表します。上の例で言うなら128GB。64〜512までお好みに合わせて。
  • 一番最後の/IT:付いていないモデルは並行輸入バルク品となるため、保証内容などが異なってくるようです。気にする方は俺のようにおとなしく/IT付を買いましょう。
  • 間のアルファベット:BとNとDの3種類あります。BはBasic、NがNotebook、DがDesktopの略です。これは付属品の違いで、NとDにはNorton Ghost ver.15がフルで付いてくる(恐ろしいことにダウンロード販売の定価は6480円だそうです。型番BとN&Dの差額は1000円ちょっとなので、シマンテックが親の仇だったりする方以外は素直に買っておいて損はないんじゃないかなーと思います)ほか、Nの方には厚さ9mmへの変換用スペーサーとUSB-SATAの変換ケーブル(データ移行用)、Dの方には3.5インチへの変換用マウンタとSATAケーブルが付いてるそうです。すべてに共通してついてくるのはツールCDと3年保証(ただしこれは/ITモデルに限った話で、バルク品だとCDなし、初期保証のみ)。

ソースは価格.com。


さて、ごたくはこの辺にしていざ換装するにあたって必要な物理的作業といえば。
1.E130からバッテリーとアダプタ外して裏返す
2.裏蓋閉じてるねじ3本外して裏蓋自体を取り外す
3.メモリを空きスロットに挿す&HDDを止めてるねじ2本を外してHDDを取り出し、マウンタをSSDに付け替え、SSDSATAコネクタに挿す
4.裏蓋閉めてねじ3本締める
移行作業とか考えなければこれだけです。チョー簡単。マニュアルもあるし誰にでもできるぜ!

なんですが、初級者のふりをした初心者ならではの視点(=多少経験のある方なら「そんなこと絶対誰も気にしねえだろ?」と思うようなチョー些細な点)で気が付いたことを2点ほど付記しておきます。

・裏蓋はねじだけでなくツメで止まっている
なにを当たり前な、と思われるでしょうが、こんな当たり前のことにも頭が回らないのが俺クオリティ。ねじは外れてるのに蓋の左側が動かしづらいなー、どうすれば開くんだろう? としばらく時間がかかりました。
本体をひっくり返し、バッテリーが付く側を奥、タッチパッドとかある側を手前にして置いたと考えてください。その状態で裏蓋の左側ちょうど真ん中あたりに1本ツメがあり、これをはずしてやれば開きます。マイナスドライバーなどで軽くこじってやればよいでしょう。ツメがあるのはここだけです。

・裏蓋を止めているねじは完全にゆるめきっても裏蓋にくっついてるので落ちないが、HDDを固定している2本のねじは固定とかされてないので下手すると基盤の中に落ち込む
これも普通に考えればわかることなのですが、HDDを止めているねじを取り落として危うく基盤の奥深くに消えてしまいそうになりました。まずそんなミスをやる人はいないでしょうが、一応。


データの移行作業についてはめんどくさいので省略します。単純な物理的作業に限定すれば、上記みたく「ツメがはずれないなー」「うああああねじ落としたやべえええええ」というような寄り道まで含めても20分もかかっていません。しかも特殊なドライバーも不要、小さめのプラスドライバー1本ですべて作業できちゃいます。



では最後にお約束のベンチマーク画像など。


換装前。これはこれで別にそう悪いものでもないような気もしますが。


そして換装後。ウヒョー! ACアダプタを接続し、パフォーマンスを優先した状態です。






ついでにどう考えてもRAMが余るのでRAMディスク作ってみたよの巻。早すぎワロタ。数値がすごすぎてかえってピンと来ません。なおディスク作成にはRAMDAを使わせていただいています。なんといって悩むこともなく簡単。ありがたいことです。




というわけでやってみたかったグレードアップは無事完了。メモリ12GBの恩恵は正直言ってよくわからないのですが、SSD化の方はもう効果覿面で、Windowsの起動が30秒くらい早くなりました(厳密にストップウォッチとか使っての測定はしてないけど、口で数えてみて50秒強だったのが20秒ちょうどくらいになった)。ベンチマークでもとれば客観的に数字上での確実なスペックアップがかない、自己満足度が大幅にアップするにもかかわらず投資は10kそこそこ! どうですか奥さん!


(暇なんかないはずなのに)またつまらぬ文を書いてしまった… >orz