多分俺、この10年で4000回は確実に吐いてると思う。

俺とそれなりに付き合いのある知人が見たら一発で特定上等なネタを書く。
※体質の問題というかなかば病気みたいなものだが、非常に汚い、精神的にどうのとかでなくストレートに物理的に汚いネタなので、検索でひっかかったりしてうっかり見てしまった方は重々ご注意ください



↓↓お食事中とかでなく、かつご興味がお有りなら↓↓































高校2年くらいのころからだからかれこれ10年以上になるが、なにかしら飲食したら食後にほぼ必ず吐く。基本的にはいわゆる呑気症の一環であるらしく、食事をするときに一緒に空気をがっぽり飲み込んでしまっているものらしい。

ただ、吐くといっても必ずしもそのとき摂取したものをフルリバースするわけではない。これはそのときどきで異なるが、もっとも多いのは飲食物と一緒に飲み込んだ空気だけを吐き出すパターンだ。要はげっぷをものすごく汚らしく出しているようなものである。普通のげっぷでもあまりきれいな見掛けや音でないところ、俺の場合はもちろんもっとひどい。音だけ聞いていたら確実にゲロをぶちまけていると勘違いされるレベルである。

しかも、先述の通りげっぷのようなものであるから放っておけばいずれは自然に上がってくるのだが、自然放出を待っていると胃の辺りになにか異物が溜まっているような感覚が延々と続き大変気持ち悪い。加えて放出まで結構な時間がかかるのでその間ずっと苦しむことになる。そのためいつからか自分から積極的に吐くようになった。といっても喉に指を突っ込んで反射で吐く、というきわめてオーソドックスな方法をとるだけである。主にトイレで。いろいろ試しているうち、少なくとも俺が俺に吐かせるにあたっては、右手をチョキの形にして喉に突っ込むのがもっとも効率的でかつ苦痛も少なめであることがわかった。幸いにして他人に吐かせることが必要な事態に遭遇したことはまだないが、もしそんな必要があったらおそらく俺は右手をチョキにして患者の喉に突っ込むだろう。

空気だけを吐き出すことが多いと書きはしたが、直前に食べたものを吐き戻すことももちろんある。余談ながらこういうとき不思議なのは、必ずしも最後に食べたものが最初に戻ってくるわけではない、ということである。つまり、たとえば味噌汁を食べる→メインの肉とかご飯とかを食べる→チョコレートをデザートに食べる、という食事をした後であっても、なぜか吐くとメインの肉らしき部分が最初に戻ってきたりする。それがしばらく続いた後でおもむろに甘い香りと茶色が目立つ吐瀉物が出てきたりする。吐いている最中は痛みこそないけれどあまり気分がよいものではないのだが、それでもなんとなく不思議だなーと思ったりする。

今までの経験上、これを飲み食いすると確実に吐く、というメニューや組み合わせがいくつかある。
☆飲食した量が多い(というか、腹八分目でもほぼ吐く。いわゆる満腹までいけばほぼ間違いなく吐く)
☆冷たい飲料、特に炭酸入りのものをたくさん、もしくは量は少なくとも短時間に飲む
・油モノを中心としたメニュー
・「朝食時」に食べるツナ+マヨネーズ、もしくは卵+マヨネーズのフィリング(サンドイッチによくある)
・ラーメンの替え玉(トータル1.5玉ならぎりぎりセーフ、場合によってアウト)
とはいってもあくまでこれらをやるとほぼ鉄板、というだけで、何を飲み食いしようが吐かないことのほうが珍しいのであまり意味はない。

むしろ飲み食いをしていなくても吐くことはある。特に長時間同じ姿勢で座って作業をしているときなどに多い。座っていると当然腰が曲がっているので、圧力が胃や腸にかかっているのが原因なのではないだろうかと思うが定かではない。こういうときはもちろんガスしか出ない。


これら症状が出るともちろん吐かないではいられないのだが、自宅にいるときはまだいい。家族はもう10年といわず俺が食後にこの儀式を通過しないではいられないことを見続けているので、さほど気にしてはいない。とはいえ、自分でも聞いててちょっとな、と思うくらい「おげぇーっ!」とかトイレで叫び続けているわけで、たまたまトイレから出てくるところに行き合せたりするとやはり心配はされる。

問題は外出中である。たとえば学校にいたり図書館にいたりという状況の場合、トイレは備え付けてあるからいいとして、他の人がトイレにいる状況だとあまり大っぴらにやるのも気が引ける。以前派遣で働いていたときに誰もいないと思ってトイレで盛大に吐いて出てきたら顔見知りを含めて何人かまだトイレにいて、「どうしたの? 大丈夫?」と気を遣われたことがある。気遣ってもらえるのはありがたいが、当人としては気持ち悪くて苦しくて吐かないではいられないのであって、げえげえやっている最中はさておき終わったあとは開放感でいっぱいなのでむしろすっきりしているのだが、そんなことをいちいち説明するのも大変だし。人によっては早とちりで救急車を呼ぶようなことがないとも言い切れない。
また、食後に時間差で症状が出ることもあり、それが外食後で歩行中だったりするともう悲劇である。なんとかトイレのある施設、駅ビルなりパチンコ屋なりがそばにあればまだしも、そういう環境にないときは地獄の苦しみを味わわなければならない。どうしようもなくなった際には路上で右手を喉に突っ込んだことも一度や二度ではない(さすがに見栄えがひどいので人がほとんどいない場所を選んでいるし、可能な限りハンカチやティッシュで口元を隠しながらやっているのでそこまで不快感を与えたことはない… と信じたい。また、ガスしか出ないので、吐瀉物で道を汚す、というような事態にはまずならない。少なくとも今までなったことはない)

こんな症状もちでありながら食べることは大好きだし、前述の通り食物を出すこと自体が目的ではないのでおそらく(いわゆる精神疾患としての)摂食障害=拒食症ではないと思われる。以前治療のために胃カメラで検査を受けたことがあったが、そのときも食道部分にバレット上皮(≒SSBE(short segment Barrett esophagus):バレット食道以外のバレット粘膜)ができている以外は特に問題がないという診断で、また呑気症の治療のために消ガス剤(というのだろうか、正式名称がよくわからない)を処方されたこともあったがまるで改善されなかった。結局のところ今後も付き合っていくしかなさそうであまり嬉しいものではないが、仕方がない。

というわけでいささかタイトル詐欺な記事になったが、なにも「吐く=食べたものをフルリバースする」ことに限定するわけではないですよね(ゲス顔) この10年、少なく見積もっても1回/日は確実に吐いている、というか平均しても2回くらいは行っているので、ちゃんとカウントしてはいないけどもしかしたら7000回と大きく出てもよかったかもしれない。